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2023年04月10日

散策にはいい季節です


桜も終わり
樹々の新芽がまぶしくなってきました

少し静けさが戻ってきて
家族連れの散策にはいい季節です

散策にはいい季節です



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「こんなこと知らなくても写真は写る」 <No51>

ニューヨーク近代美術館は写真部門を設置し、写真を美術館の収蔵芸術として認めた最初の美術館でした。1930年から40年代のことと言われています。これが写真の地位の向上に大きな役割を果たしており、以来様々な写真の展覧会が行われてきます。

中でも1955年に行われた『ザ・ファミリー・オブ・マン』展は写真の教科書には必ずと言っていいほど紹介されています。また多くの写真家がこの展覧会を意識した話を書き残しています。

それほど注目されているのならと紹介しておきたいのですが、1950年代の展覧会なので、紹介できる資料があまりなくて想像だけの話になってしまいそうです。中古のカタログはたくさんありそうです。

アメリカの写真家・美術館キュレーターのエドワード・スタイケンが企画した、家族・労働・遊び・誕生・死・戦争など人の営みをテーマにさまざまな国の写真家の作品を集め、第二次世界大戦終結後の平和な世界を永遠にという願いが込められた展覧会で、日本の原爆の写真も展示されているようです。20世紀最大の写真展と評価されていますが、半面、アメリカ民主主義のプロバガンダだとする批判もあったようです。

いずれにしても、68カ国、273人の写真家の作品・大小503枚から構成・組み立てられいるこの展覧会の、人類の普遍的な夢、平和への希求、ヒューマニズムの表現は今でも大きな意味を持っているでしょう。

ロシアのウクライナ侵攻以来の不安定な今だからこそ、改めて光を当てなければいけないのではないでしょうか。

展覧会最後の写真は、ユージン・スミスの暗い森の中から明るい光に向かって男の子女の子が手をつないで歩いている(ご自身のお子様と言われている)写真「楽園への歩み」だったそうです。

写真展作品は、ユネスコの「世界記録遺産」として登録されているそうで、ルクセンブルグ公国に永久展示されているそうですので一回見てみたいですね。

トラベルジャーナリストの書かれた文章があります
https://news.yahoo.co.jp/.../teradanaoko/20170508-00070678


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